過活動膀胱に効く薬や対策について

こんにちは。東小金井にのみや腎泌尿器クリニックの二宮です。

今回は特に寒い時期に症状がでやすくなる頻尿、過活動膀胱についてお話します。

 

過活動膀胱とは？

過活動膀胱とは、膀胱に尿があまりたまっていなくても急に強い尿意を感じてしまい、トイレに何度も行きたくなる状態のことをいいます。

症状としては、「急に尿意を感じて我慢できない（尿意切迫感）」、「日中や夜間に頻繁にトイレに行く（頻尿・夜間頻尿）」、

「場合によっては尿が漏れてしまう（切迫性尿失禁）」などが見られます。

 

原因はさまざまで、加齢や神経の異常、前立腺肥大症、脳卒中後の後遺症などが関係することがありますが、明確な原因が見つからないこともあります。

また、女性にも多く見られる症状で、特に出産や閉経後のホルモン変化が影響することもあります。

 

治療には、生活習慣の見直し（カフェインやアルコールの制限、膀胱トレーニングなど）を行ったり、それでも改善が見られない場合には薬物療法が行われます。最近では副作用が少ない新しい薬も登場しており、治療の選択肢も広がっています。

 

過活動膀胱は「年のせい」と諦めてしまう方も多いですが、適切な治療によって症状は十分に改善が可能です。

 

気になる症状がある方は、当院へご相談して頂くことをおすすめします。